2008読了本
はコチラ。
前アップで105冊と書いておりましたが、年始に読んだ本を入れてました。
全103冊読了です。
では感想。
2008年manu大賞。(ーー;)
- シャングリ・ラ/池上 永一
- ¥1,995
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去年1月に読んだんですが、年間通してこれが最高でした。
池上さんは、今、「テンペスト」が売れてますが、これにも是非挑戦したい。
が、シャングリ・ラもそうでしたが、気合が必要なんですよねぇ。
読むまでが…。
何故って、上下巻で2段組の分厚い上に、やたら文章が濃いんで適当に読み流せないんですよね。
ノンフィクション賞
- 源氏物語の時代―一条天皇と后たちのものがたり (朝日選書 820) (朝日選書)/山本 淳子
- ¥1,365
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源氏物語千年紀という事で、去年は色々と関係本が出版されてましたね。
実は「枕草子」派(?)なので、余り興味は無かったんですが、これは一条天皇と后という視点だったので面白そうだと読みました。
本当に面白かった。
中宮定子は「枕草子」で読んで、まあ知ってたんですが、彰子については余り知りませんでした。
そして両手に花(?)の一条天皇ですが、かっこえー!!
定子との純愛を貫く^_^;一条を見つめる彰子目線(?)。
想像して「萌え~(死語?)」でした。
彰子もかっちょえーっす。
努力の人だったのねん。
…とまあ、こういう風に楽しめる本でした。(汗)
海外文学編
- 予告された殺人の記録 (新潮文庫)/G. ガルシア=マルケス
- ¥420
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初マルケス作品。(ちなみにリンクを貼ろうとして検索をかけて「マルシア・ガルケス」と入力したのは内緒っす。横文字弱すぎだよ。(T_T))
「百年の孤独」に挑戦しようしようと思いつつ中々腰が上がらず、よそ様の書評を拝見して、あ、これなら短いし読めそうと思って挑戦。
スゴイ本でした。
バラバラとした情報がラストに繋がって一つになる様は圧巻。
中編小説、おまけに文庫なのでオススメです。
短編賞
- 名短篇、ここにあり (ちくま文庫)
- ¥798
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北村薫と宮部みゆき、両大家が選んだ短編集。
どれも読み応えがありましたが、吉村昭「少女架刑」は凄まじいです。
一人の少女が死んで解剖、更にお骨になるまでが本人の一人称で淡々と書かれております。
実は私、短編は苦手なんですが、この本を読んで、もっと短編に挑戦してみようと思いました。
とまあ、2008年はこんな感じでした。
一応2009年も読書に励むつもりでいますが、今年は冊数に拘らずに、もうちょっと幅広く読みたいと思ってます。
去年は、歴史と推理に偏り過ぎてた気が…。(しかも、とんでも歴史本が多かった(ーー;))
古今東西の名作及び短編集に挑戦したいなぁ…、特に日本の作家さんも、もうちょっと読みたいなぁ…と思っておりますが、どうなる事やら。
基本、海外文学の方が好きみたいです、私。
翻訳本ですけどね。(^_^;)